2016-01-01から1年間の記事一覧

ブライアン・デ・パルマ「ファム・ファタール」

「ファム・ファタール」 監督:ブライアン・デ・パルマ<2002年> ネット・サーフィン(死語?)をしていたとき、この作品のことを知り、自分の好きそうな作品だったのでレンタルしてみた。 仕掛けの部分は自分の趣向に合っていたし、水準以上の出来ではあった…

壁の中に誰かがいる

「壁の中に誰かがいる」原題:The People Under the Stairs <1991年> ホラー映画のムック本を立ち読みしていたら、TVドラマ「ツイン・ピークス」で強烈な印象を残した夫婦(wiki情報によるとエヴェレット・マッギルとウェンディ・ロビー)が出演しているとい…

愛の渦

「愛の渦」 監督:三浦大輔 TBSラジオ「東京ポッド許可局」でこの映画のことに触れていて、興味があったので1年位前DVDを借りて観た。 いろいろな意味で見どころのある作品ではあった。 門脇麦は色気が前面に出ているタイプではないから、かえってSEXシーン…

ストレイヤーズ・クロニクル

「ストレイヤーズ・クロニクル」 超能力者たちのバトルを描く、このモチーフ自体はけっこう好きなんだけど...(TVドラマ「SPEC」みたいに。あくまでもTV版、映画版じゃなく)。 ネットでボロクソにたたいている意見が多かったが、それもしょうがないかなとい…

アナザー

「アナザー」 けっしてつまらなくはなかった。 だが、綾辻行人原作作品ということで期待値が高すぎたせいか、今ひとつ物足りなさも残った。 といっても原作は読んでいないのだけど。 アナザー Another DVD スタンダード・エディション 出版社/メーカー: 東宝…

人類資金

「人類資金」監督:阪本順司 予告編を観たときは面白そうな題材だったので期待していたが、あまり面白くなかった。 もっとクールでハードボイルドな内容かと思っていたが、自分の期待していたもの、好きなタイプの作品とはちがっていた。 まあ、好みの問題と…

脳男

「脳男」 面白かった。 二階堂ふみと一緒にいた女の子が可愛かった。 今、ネットで調べたら太田莉菜という名前で、松田龍平の奥さんとあった。 2ちゃんねるとかだと、「脳男」の原作者・首藤瓜於を、殊能将之と混同している人がけっこういた。 脳男 [DVD] …

凶悪

リリー・フランキーとピエール滝が演じる人物の極悪ぶりと二人の演技がすごいという評判を耳にしていたのでDVDを借りてみた。 噂どおりの作品だった。 二人以外にも山田孝之もよかったし、ハードな内容もよかった。 凶悪 スペシャル・プライス [DVD] 出版社/…

渇き。

「渇き。」 監督:中島哲也 別のDVDをレンタルしたとき、映画公開だったかDVD発売だったかの宣伝PVで存在を知ったので観てみた。 作品の出来がいいか悪いかという以前に、主演の役所広司演じる人物に不快感を感じ、違和感があったので、今一作品にのめり込め…

告白

「告白」 監督:中島哲也 雑誌だったかネットだったかは覚えていないが、2010年度のNo.1映画と褒めていた意見をよく目にした。 何年か前、DVDをレンタルして観た。 たしかによくできていた作品だし面白かった。 途中、00年代以降目立った感動もの風になりそ…

サンブンノイチ

「サンブンノイチ」 監督:品川ヒロシ 「漫才ギャング」はテレビ放映されたとき観たが、アクションシーンだけはよかった。 「サンブンノイチ」は娯楽作として水準以上の出来で楽しむことができた。 オープニングのジャズピアノ曲もよかった。 サンブンノイチ…

板尾創路「板尾創路の脱獄王」「「月光ノ仮面」

板尾創路「板尾創路の脱獄王」 娯楽に徹し切った作品だったから純粋に楽しむことができた。 終盤、お涙頂戴的なエンディングになってしまうのかなと危惧したが、そうはならなかったので(個人的には)よかった。 作品全体をつかったラストの大ギャグが痛快だ…

松本人志「大日本人」「しんぼる」「R100」

松本人志「大日本人」 映画は映像作品としての技術力、表現力がないと面白い作品にならないということを実感した。 ドキュメンタリータッチの演出に拙さを感じて今一のめりこめなかった。 ギャグはけっこう面白かったし、アイデアは悪くないとは思うんだけど…

三谷幸喜「ラヂオの時間」「THE 有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」「ステキな金縛り」

三谷幸喜「ラヂオの時間」 多分、脚本は面白かったんだと思う。 だが、映像作品としての面白さはなかった。 アイデアや脚本がよくても、映像作品としての表現力、技術力がないと面白い作品にはならない。 舞台の演出と映画監督としての仕事はまったく別物な…

イニシエーション・ラヴ

「イニシエーション・ラヴ」監督:堤幸彦 原作(乾くるみ)は傑作でとても面白かった。 同系統のミステリー小説「葉桜の季節に君を想うということ」(歌野晶午)は、結局、謎は解けなかったけど、何度も描写された日本シリーズの年代が謎解きのヒントになる…

堤幸彦「EGG」

何年か前、レンタルビデオ店でみかけたので借りてみた。 アイデアは悪くなかったし、個性的な不思議な作品だった。 作品自体は可もなく不可もなくといったところで、評価するのが難しい作品。 EGG [DVD] 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメン…

映画版「SPEC」

「劇場版SPEC~天~」 監督:堤幸彦 テレビ版で小出しにされていた「御前会議」「シンプルプラン」「ファティマ第三の予言」、これらの設定や小道具を活かして、どんな本格的なSF作品が展開されるのかと期待していたが拍子抜けもいいとこだった。 メインスト…

映画版「ケイゾク」

「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」監督:堤幸彦 劇場公開したときに観ていなくて、TVで放送したときに観たが途中の早送りが斬新すぎた。 TVの放映時間の関係から内容をカットしなければいけなくなったが、 カットする代わりに早送りの演出をしたのだろう…

「俺俺」

「俺俺」三木聡監督 TVCMの予告編がけっこう面白そうだったので、何年か前、DVDをレンタルした。 内容も面白かったし、主演の亀梨和也をはじめ俳優陣の演技もよかった。 初鑑賞時、この作品に対してなにか書きたかったことがあったのだが、1、2年たってし…

「図鑑に載ってない虫」

三木聡「図鑑に載ってない虫」 DVDをレンタルして観たTVドラマ「熱海の捜査官」が面白かったので、 ネット検索していたら、三木聡監督の「図鑑に載ってない虫」という作品のことを知る。 自分の好きそうな作品だったので、こちらもレンタルしてみた。 実はそ…

「踊る大捜査線THE MOVIE」「スペーストラベラーズ」

「踊る大捜査線THE MOVIE」監督:本広克行 1998年公開 映画版の1作目は水準の出来で楽しめた。 終盤の観客を感動させようという演出はあざとすぎて白けたが。 ただ、2作目・3作目はつまらなかった。 映画版1作目の悪いところだけを継承したような感じだ…

「UDON」

「UDON」監督:本広克行 2006年公開(wikipediaより) 映画公開時、かなり派手に宣伝していたがヒットしたのだろうか? wikipediaだと興行収入13.6億円とあるが、これは成功したうちにはいるのだろうか? 宣伝の力のいれぐあいを考慮すると成功したとはいえ…

「曲がれ!スプーン」

「曲がれ!スプーン」監督:本広克行 2009年公開(wikipediaより) とても面白かった「サマータイムマシンブルース」と同じ監督。 「サマータイムマシンブルース」同様、ヨーロッパ企画の舞台作品の映画化。 ということで期待したが(「サマータイムマシンブ…

「サマータイムマシンブルース」

「サマータイムマシンブルース」監督:本広克行 2005年公開 00年代の終盤、深夜に放映していたのをちらっとみかけて面白そうだったのでレンタルしてみた。予想外の収穫だった。 時間SFの傑作として評価の高い小説、ハインライン「夏への扉」、広瀬正「マイナ…

森達也「FAKE」

映画の紹介で、「誰にも言わないでください、衝撃のラスト12分間。」とあった。 ラスト場面が一番のお目当てで鑑賞。 エンドロールが流れて、さあ、このエンドロールの後、衝撃のラストが待っているのか、 どんな展開になるのか、と期待していたら......。 …