「リング」「らせん」らせんの評価の低さに絶望した
○別ブログ「~~まであと○○日(ミルクたっぷりの酒・趣味版)」に
2011年5月6日公開したものを転載
「リング」「らせん」
「リング」は観客を怖がらせるということにも成功していたが、ただ怖がらせるだけの映画ではなく、娯楽作品としてもよくできた作品になっていた。
「らせん」も娯楽作品としての出来は「リング」に劣っていないのに、あまりの評価の低さに失望した記憶がある。
雑誌には、「リング」では観客が怖がっていたが「らせん」では笑いがおこったという記述もあった。
「リング」はホラー映画という形容が相応しいが、「らせん」の場合はSF、幻想映画、ホラー映画の要素が混じり合った形容の難しい作品になっていた。
が、SFや幻想映画が好きな人間には充分満足のいく内容になっていた。
(細かくみていけば、欠点はいくつもみつかるだろうけれども。)
当時の「リング」ブームを支えていた観客たちは、怖さを求めて映画館に足をはこんでいただけなので、ホラーの要素が薄く、観客を怖がらせるということを意識していなかった「らせん」には興味も関心もなかったのかもしれない。
というよりも、SF作品や幻想映画の愛好者は少数派にすぎず、SFや幻想作品は正当に評価されない、という現実を再認識させられた。
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「リング2」「リング0・バースデイ」
「リング」と「らせん」は映画館では観ていなくて、公開後1年ちかくたってからビデオで観たが、「リング2」「死国」は映画館で観た。(カップルだらけの劇場の中、男一人で......)
「リング2」は期待が大きかった分失望も大きかった。観客を怖がらせるだけのお化け屋敷映画になってしまっていた。
「死国」の方が娯楽作品としてまとまりのある作品になっていて面白かった。
「リング0・バースデイ」はテレビで観たが、期待していなかったこともあって「リング2」よりはまだましだった。「リング」「らせん」とは比較にならないが......。
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「リング」「らせん」のテレビ版は酷すぎた。
「らせん」は別物のオリジナル作品にした方がもっと面白くなったような気がしたが。
海外版もあったがほとんど印象に残っていない。
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