の・ようなもの

「の・ようなもの」監督:森田芳光

「ぴあ」だったか「シティロード」だったか情報誌で森田芳光監督とこの映画が紹介されていて興味はあった。

何年かしたら「家族ゲーム」が大ヒットして森田芳光はいっきに人気監督になったと思った。

(「家族ゲーム」はまだ観ていない。)


家族ゲーム」公開前だったか公開後だったかは忘れたが、テレビで深夜の時間帯に放送していて、それを観たと思った。

短いショット、エピソードを次々と積み重ねていく手法が当時は新鮮だった。

その独特の語り口が、伊藤克信のたどたどしいセリフ回しとともに強烈に印象に残っていた。

何年か前、続編にあたる「の・ようなもの のようなもの」が公開されるということで、それにあわせてTBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」で特集がくまれた。

懐かしさもあり、レンタル店でDVDを借りて久しぶりに観た。


伊藤克信が落語を口ずさみながら夜の町を歩く終盤のシーンは、「あっ、こんなシーンあったな」と思い出した。

80年代をものすごく感じさせる映画で、おもわず郷愁を感じてしまう映画だった。


の・ようなもの [DVD]

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