黒沢清「CURE キュア」

○別ブログ「~~まであと○○日(ミルクたっぷりの酒・趣味版)」に

  2011年4月29日公開したものを転載


これも現時点での個人的ベスト5。


表層的なストーリーの面白さ、現実と虚構がないまぜになった作品世界、どちらも魅力的だった。

同監督の「カリスマ」はエンターテイメント的な面白さがあまりなかったが(正直に言うと難しくてよく理解できなかった)、「キュア」の方はエンターテイメントとしての面白さと芸術性、両方感じた。


自分が観た黒沢清作品では、「キュア」の次には「回路」が良かった。

「LOFT ロフト」も面白かったが、他の作品に比べると淡白なできだった(「えっ。これで終わっちゃうの」というあっさりとした幕切れだった)。

「叫」は、雑誌「論座」での映画紹介でベタ褒めしていたので期待して観たが、期待度が高すぎたためがっかり感の方がつよかった。

なんの先入観もなく観ていれば、「ロフト」と同じくらいの面白さだったと思うが。


CURE キュア [DVD]

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カリスマ [DVD]

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回路 [DVD]

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LOFT ロフト デラックス版 [DVD]

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叫 プレミアム・エディション [DVD]

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ドッペルゲンガー」や「アカルイミライ」など、観ようと思っているが観ていない作品が何本かある。


数年前、黒沢清編集の海外ホラー作品のDVD-BOX「映画はおそろしい」をみかけ、欲しかったが経済的に余裕がなく断念。

やっとお金に余裕ができたので購入しようと思ったが新品は既に品切れ。

再発売しないかな。